ファイターズ戦記

ファイターズ観戦、考察

対ヤクルトプロテクトリスト考察

日ハムがFAなんか取るはずないしプロテクトリストなんて無縁よ無縁…

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ファッ!?

想定外のところが来ましたね

ですがヤクルトの4年7.5億を超える提示は日ハムに限ってはないでしょうから悩んでいるんですかね?

 

こんな機会は二度とないかもしれないので今回は記念にプロテクト予想をしていきたいと思います

 

 

 

プロテクト予想

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※青地は退団or退団予定(西川は残るかも…?)

外野手

投手が一番迷ったので下から行きましょう

外野はまあハルキが残らなければこれでほぼ決定でしょう

青木サンタナで2枠埋まっている外野は短期的には必要とされていないと思います。

 

内野手

樋口・上野を守るかどうかで迷いましたがヤクルトの若手ショートはダブル岡がおり、セカンド山田、オスーナ獲得によりファーストサードも埋まっているためここは薄めのプロテクトでよいと判断しました

石井を守るのかよとのツッコミがありそうですが、流石に現状の平沼にいきなりフルシーズンを任せるのは荷が重たいためまずは併用スタートになるだろうということを考えて入れました(六大学・神宮の元スター選手ですし…)

ただヤクルトは今年大卒No.1ショートの東北福祉大・元山選手を獲得したこともあり野手から一人外すとするなら石井だと思います

 

捕手

これ以外ないです

あえて言うなら嶋がいるので鶴岡取られる心配がないということですかね

twitterなどのSNSを見ると清水のプロテクト外されて代わりに田宮郡石川亮あたりがプロテクトされているをのよく見ますが、典型的な出番少ない選手の評価が天井知らずになってるやつじゃないですかねぇ?(清水選手に不満があるのは非常によくわかるのですが…)

 

投手

非常に悩みました

井口、公文、鈴木健、上原、望月、秋吉から3人もしくは内野から一人外して4人ですかね

うーん誰を外しても取られそうですがこの中だと今季何度かいいピッチングのあった上原は優先度が高そう…あとは実績から秋吉公文を選びましたが、できれば望月も鈴木健も守ってあげたいんですよね…

あとまさかとは思いますが田中瑛も1年間の怪我明けですが取られたりするんですかね?一応石川直は守りましたが

金子弌尋も来季は先発一本ということらしいですが、非常~にお高いということで外しても取られないだろうと判断しました

 

プロテクト外おすすめ選手

野手ならセンターを守れる松本、淺間あたりが有力ですが二人とも出塁率に長けたタイプではないのでどうか

出戻りの谷内も注目、今年も守備で存在感はありました

素晴らしい二軍成績を残した樋口ですがヤクルトだと守るポジションがないので微妙かも

投手では中継ぎで実績のある井口、1年間二軍でローテを回した望月あたりでしょうか

 

 

今回はこんな感じでプロテクト予想をしてみました

やはり28人というのは微妙に守り切れない選手が出てきてしまいますね…

某球団のように石川直、田中瑛を育成に落としたりできればいいのでしょうが

オフの間が一番野球を楽しめてるのがここ数年続いてるのでフロントはシーズン中も楽しめるようなんとかしてほしいですね(切実)

スカウティングスケールを用いた日ハム戦力評価

前回の方式だと二軍選手について語りにくかったので今回は「スカウティングスケール」を用いて日ハムの戦力の現状、課題について考えていこうと思います。

 

 

スカウティングスケールとは?

スカウティングスケールとは何かについてはこちら参照

1point02.jp

つまり勉強における偏差値をイメージしてもらえれば大丈夫ということですね

(50 = 標準 70 = 早慶 80 = 東大 的な感じ?)

 

日ハムスカウティングスケール

今回私の独断偏見に基づき作成した日ハムのスカウティングスケールがこちらです(誰か抜けてたらごめんなさい)

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色分けはパワプロ風です

 ~選手はここじゃないだろ!管理人の目は節穴か?と思った方、自分で作ってみると結構悩みますし面白いので暇つぶしにどうぞ

 

 

野手

前回と被りますが野手についてみていくと、ボリューム層のはずの「グレード : 50」つまり平均的な選手がおらず、二三遊は45の選手がレギュラー争いをしているのが現状です。(なべりょは頑張ってくれてるけど守備を考慮すると50ではないかなぁ)捕手にいたっては40の選手が低次元でレギュラー争いをしてしまっています。

外国人はビヤが45、王が40と外国人枠に期待される成績が残せているとはとても言えません。

来季ハルキが抜けた場合、代わりに入る外野手が40からの選手になるのも非常に問題です。

 

 プロスペクトを見ていくと、45に守備に課題を残すものの、フェニックスリーグでも打ちまくりのジェームス、40には今季3年連続7本塁打(?)の清宮、また、二軍の後半戦から定着した両打ちの宮田は育成枠ながら率、足、守備に定評のあるセンターとして、この位置に置きました。育成でなければ淺間、松本、杉谷に代わり一軍で出番が与えられていたかもしれません。ただ、フェニックスリーグで膝に死球を受け交代となったことは心配ですね。

30には今季打撃に苦しんだ万波、打撃でいいところを見せている海老沼、二軍ショートで多く出場機会を得た上野、強肩キャッチャーの田宮梅林などがいます。ただ、30に置いた選手はまだまだ未熟なため一軍で併用などしていくには時間がかかりそうです(エビちゃんは代打で使うかも)。

逆にハム内のトッププロスペクトである野村、清宮との競争になる横尾樋口高濱今井は年齢的にも立場的にも苦しくなってきそうで(樋口、高濱はセカンドのバックアップもできますが)、内野の難波、外野の姫野も攻守に課題を抱え、支配下に残れるかの正念場と言えます(来季加入の細川くんとも競争ですね)

 

来年から新たなプロスペクトとしてセンターに五十幡、キャッチャーには古川が加入し、淺間や松本あるいは清水、宇佐見の刺激となり結果としてチーム力が向上していってくれるのが理想ですが…どうなるんでしょう?王も最後の年だし頑張って(小声)

また、トッププロスペクトの野村、清宮も新外国人との競争ということになれば、レギュラーの座は簡単に手に入れられるものではなくなりそうです。だから競争を促すためにも補強ちゃんとしてクレメンス

 

 

投手

グレード : 55

55に置いた先発の柱の3人(有原上沢バーヘイゲン)はいい働きで貢献度も高かったように思います。有原は去年には及ばずも投球回チームトップとしっかりローテPの役割を果たしてくれましたし、上沢は怪我明けということもあって期待をかけすぎるのもかわいそうだと思っていましたが、怪我前にも匹敵するパフォーマンスを見せてくれました(千賀との投げ合いはシビれました)。

バーヘイゲンは平均153km/hのフォーシームとツーシーム、パワーカーブ、チェンジアップと流石メジャーリーガーというピッチングで、来季の残留決定はチームにとっても非常にありがたいです。クイックさえまともになれば60あるいは70にランクするのも夢ではありません(なおキャッチャーが刺せん模様)。

55に置いた唯一の中継ぎ投手・宮様は今季も健在で、セットアッパー、さらにはチーム事情で抑えも任されることもあり、大変な役割の中、安定した成績を残してくれました。

 

グレード : 50

50は先発からは杉浦、中継ぎからは加藤を配置しました。杉浦は終盤抑えとしての起用もあり、来年以降どうなるかわかりませんが、私個人としては7回まで投げ切れる先発は貴重ですし、まずは先発でいってほしいです。

加藤はSS~ビハインドロング~勝ちパと様々な場面で使われましたが、いい成績にまとめ、他の中継ぎの怪我or不調もあり、加藤のありがたみを感じたシーズンでした。ロドリゲスは消化試合のみの登板ですが、悪くなかったですし、残留ご祝儀ということでひとつ…

 

グレード : 45

45にはマルちゃんと中継ぎの4人(玉井福田村田)を置きました。マルちゃんは怪我明けもあり、2018年シーズンの姿とは別人で制球を乱して早々に降板という試合もいくつかありました。

中継ぎの4人も決して悪いわけではないですが、僅差勝ちで使うのは怖く、堀くんは個人的にかなり期待してたものの、対右用の変化球がないため1イニングを任せにくく(対右被打率 .320)、ドラ1としてはちょっと寂しい結果になってしまいました。玉ちゃんは終盤に疲れが出てしまいましたが、起用が流動的だったこと、序盤の登板過多があったため多少は仕方ないかなと思います。

 

グレード : 40

40には先発はプロスペクトの二軍ローテP、中継ぎは勝ち展開での出場が限られる選手を選びました。有原、マルちゃんが抜けるとすればこの中(+新外国人?)から2人はローテに入ることになり、若手にとっては大きなチャンスになりそうです。特に河野上原吉田輝のドラ1トリオがトッププロスペクトで、3人ともいい登板がありながら弱点も見えた今季でしたので、オフの間にどれだけ上積みできるかが勝負になりそうです。

中継ぎは本来ここにいてはいけない秋吉がここにいるのが大誤算でした。覚えている限りでは3回も3点リードをふいにしているためイメージは防御率以上に悪いです防御率が優れているとはいっていない)

昨年以前に戦力だった西村井口金子弌公文がこの位置にいるのも苦戦の原因の一つでした。

育成枠のハッセは二軍でも序盤は良くなかったものの、フェニックスリーグでは奪三振を多く奪っており、契約更改での支配下昇格があるかもしれません(個人の意見です)

 

グレード : 30以下

30の選手は、野手では高卒1~4年目、大卒ルーキーが中心でしたが、投手は大卒数年経過した選手や、社会人出身選手、あるいは全盛期が5年以上前の選手たちが多く、立場的にはかなり危うい位置にいます。まだ投手の戦力外が発表されていないため、この中から何人かの選手とはお別れになってしまうことが予想されます。ハンカチーフガイは残留が早々に決定していますが…

こうして表にすると、40の選手たちを含めて、即戦力(特に中継ぎ)として取った選手を戦力化できていないことが近年の低迷の原因の一つだと感じました。それだけに伊藤くんにかかる期待は大きいです(道産子ですしね)

 

怪我以前は右の本格派先発として期待された田中瑛、Max 157 km/hリリーバー石川直のTJからの復帰はありますが、ダルのTJ復帰後の経過をみても、即万全とはならなさそうなので、来季はいないものとして考えたほうがよさそうです。

 

日ハムスカウティングスケール検討まとめ

  • 野手、投手ともに飛びぬけた選手はいないものの、中軸を担う選手はそろっているがメジャー流出しそう
    80のダルビッシュっていう投手と70の野手大谷投手大谷っていう選手ください(血涙)
  • 一方野手・投手ともに50近辺の平均的な選手が不足しており、チームの層の薄さが深刻
  • 先発のプロスペクトは豊富だが、即戦力投手のドラフト失敗により中継ぎがファイアー(働いているのは玉ちゃん、福田くらい)
  • 今季片鱗をみせたプロスペクト(とドラフト組)がどれだけ定着できるかが『鍵』(このチーム毎年育成してんな)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆さんもオフシーズンに自分の贔屓のスカウティングスケールを作って遊んでみるのはどうでしょうか?まだシーズン終わってないだろって?日本シリーズなんて知らんわ!

ファイターズ 2020年総評(新戦力・外国人&野手編)

こんにちは、皆さんはじめまして管理人のFs junkieです。

 

今回は私にブログを書くきっかけを与えてくれた(半ギレ)2020年のファイターズの戦い振りを振り返っていきたいと思います。

 

 

  • ドラフト・外国人陣容

2019年ドラフト

順位 名前 ポジション B/T 出身
1 佐々木朗希 P R/R 高卒
外れ1 河野竜生 P L/L 高卒社
2 立野和明 P R/R 高卒社
3 上野響平 SS R/R 高卒
4 鈴木健 P L/R 大卒社
5 望月大希 P R/R 大卒
6 梅林優貴 C R/R 大卒
7 片岡奨人 OF L/R 大卒
育成  
1 宮田輝 OF S/R 大卒
2 樋口龍之介 2B/3B R/R 大卒独立
3 長谷川凌汰 P L/R 大卒独立

 

ドラフト1位目玉の佐々木朗希選手を競合の末外し、高卒社会人の河野選手を4位の鈴木健選手とともに一年目から即戦力として期待して獲得したのですが…

そのほかの支配下選手は大卒、高卒社会人も含めていわゆる素材型の選手を多く獲得しました。

守備が注目されていた一方、打撃にかなり難のある上野選手を上位で獲得したことはDeNA森選手、オリックス紅林選手が早々に指名されたことと、現状の鎌ヶ谷でのショート難波選手の守備難が影響したかもしれません。

外国人選手

    ポジション B/T
  王柏融 OF L/R
ビヤヌエバ 3B R/R
  マルティネス P L/R
バーヘイゲン P R/R
  ロドリゲス P R/R

 

昨年からの新規加入が巨人で成績不振のビヤヌエバ選手とDETの勝ち頭(5勝)のバーヘイゲン選手。外国人5人制限の今季、昨年結果を全く残せていない王柏融選手とビヤヌエバ選手で外国人枠を埋める算段を立てていたとしたらお笑いですね。(補強はコロナ前なのでコロナを言い訳に使うのはおかしいよ…)

まさか野手はビヤヌエバ選手獲得で補強終了とは思いませんでした。中田選手を今期のようにDH/1B半々で使っていくならばサードにこだわらず西川キャプテンの言う「大砲」となる選手を連れてくるべきだと思いました。

 

新戦力・外国人まとめ

ドラフトで獲得した即戦力投手がローテーション・中継ぎに食い込むことができればショートスターターで無理やりやりくりしてた昨年よりは戦力アップ!野手は出てくるとすれば育成の樋口選手くらいか?

外国人補強はやる気なし!勝つ気なし!

 

  • 野手

基本オーダー

対右投手

ポジション  
C 清水/宇佐美
1B 清宮
2B 渡邉
3B 横尾/ビヤヌエバ/樋口/野村
SS 平沼/中島/石井
LF 近藤
CF 西川
RF 大田
DH 中田

 

対左投手

ポジション  
C 清水/宇佐美
1B 中田
2B 渡邉
3B 横尾/ビヤヌエバ/樋口/野村
SS 平沼/中島/石井
LF 近藤/松本/杉谷
CF 西川/松本/杉谷
RF 大田
DH 近藤/西川/王

 

 

 

 

外野

外野の主力は不調期はあれど全体通してみれば「ようやっとる」と思いました。

なかでもwRC+が176(吉田正尚選手と同等、柳田選手 = 203、なべりょ = 107、清水選手 = 45←えぇ…、宇佐見選手 = 19←グロ)を記録した近ちゃんは素晴らしいの一言、自身2年連続の最高出塁率のタイトルとともに大将の打点王も彼の活躍なしには語れないでしょう。

ハルキは.430の出塁率はリーグ有数で全く替えの利かない一方、守備では守備範囲、肩ともに大きなマイナス要因となってしまいました。守備範囲は広いと主張する人も見かけますが、今季は打球の追い方が以前に比べかなり怪しいということを試合を見ていれば感じたと思います。

タイシはシーズン序盤の絶不調があったものの、不調期でも替えの利かない守備でチームに貢献することができました。(GG取れるよね…?)

外野の問題は近藤、西川、大田選手の控えとなる選手が松本、杉谷、淺間選手(と一応台湾のアレ)との間にかなり力の差があることでした。一人でも欠けると出塁率が20%程も劣る選手が出るのでは勝てるわけがありません。

 

ファースト

内野はファースト中田選手が一人でチーム本塁打の1/3を打ち打点王を獲得したことはよかったです。守備も休み休みのおかげかここ数年よりは改善されました。

中田選手の代わりに対右投手のときにファーストで起用された清宮選手も打撃では昨年より選球眼の改善が見られた一方で、守備は後半は改善傾向もノーバン送球をたびたびそらしてしまう、挟殺ミス、ファーストゴロを手だけで取りに行くなど精細を欠くプレーが見られました。正直左投手から逃げまくるくらいフォームが固まっていない&守備が見てられないレベルなら二軍に落としてもいいのでは?とも思いましたが、今季上位に食い込もうとするなら清宮の覚醒が絶対だったのは間違いないです。

 

だからキヨ、来年は頼むわ~

 

セカンド

セカンド固定で使われたなべりょは直球破壊王として打撃ではそこそこの結果を残した一方、守備では投手破壊王として活躍?してしまいました。守備さえ平均程度になれば10年安泰(FA?なんのこったよ?)のセカンドになれる…はずです。

 

サード

サードは今季苦しみました。

今季新加入のビヤ選手が虫垂炎や怪我もあり4本塁打にとどまり、内川選手と自主トレした横尾選手も例年通りな上、二軍でも一割と不調が続き、育成上がりで一時二軍三冠王だった樋口選手も一軍への適応に苦戦しています。

野村佑選手(ジェームス)がハムファンの希望として序盤、終盤と輝きを放ちました(wRC+ 106)が現在行われているフェニックスリーグでもエラーを連発しており、来季レギュラーとして計算に入れるのは時期尚早なのかなぁという感想を持ちました。(数年後外野やってる可能性も)

 

ショート

ショートはオープン戦好調だった大卒4年目、主力として期待される年齢の石井選手がシーズンでは打撃、守備ともに良いところが全くなく二軍落ち、代わりの若手、平沼選手も守備、打撃ともにショートに固定することができる成績ではありません。

結局打てないなら守備を考えるとナカシがショート筆頭となってしまうのが現状です。(走れますしね)

 

キャッチャー

うーん… うーん…

 

レギュラーの清水選手も宇佐見選手も(リードとかのオカルト要素関係なく)打撃守備どちらも一軍レベルになく試合を見ていて非常にストレスがたまりました。かといって二軍を見てみてもこの二人以上に守れず、かつ打てない選手ばかりでどうしようもありませんでした。

清水が昨年と同等の成績(.250、阻止率.300)を残せればなんの問題もなかったのでしょうが、清水選手の正捕手は間違いない!と清水選手以外捕手を一切上位指名してこなかった(その前の上位指名は大野選手の2009年)ツケが来てしまったかなといった感じです。

 

 チーム打撃成績

  打率 HR 打点 wRAA wRC+
チーム成績 0.249 89 493 5.5 101

wRAA : 平均と比べた得点増加量

wRC+ : 平均と比べた得点創出力(100が平均、120だと平均の1.2倍の得点力)

 

ポジション別wRAA

C 1B 2B 3B SS
-18 -2.6 2 -0.5 -17.1
LF CF RF DH 代打
12 16.9 -6.7 13.6 2.3

 

打率 : リーグ2位

HR : リーグ最下位

打点 : リーグ3位

wRAA : リーグ3位

wRC+ : リーグ3位

 

全体でみれば打線は仕事はできているように見えますが、ポジション別でみると特定のポジションが弱すぎるため大マイナスを作ってしまっているのがわかります。

半分大将が守っているはずのファーストとキャッチャー、ショートの打撃が特に酷いということが明確ですね。

札幌ドーム本拠地とはいえレアード放出後の長打力不足は今年も解消されませんでした。

 

野手まとめ

(主力以外が)  弱い、弱すぎる

 

打撃面ではチーム全体としてみれば平均より上の打線でしたが、大将だけでチーム本塁打1/3を打つくらいにホームランを含めた長打が少なく、それが残塁の多さ、ゲッツーの多さにつながってしまったかなという印象です。盗塁のできる選手もハルキと半レギュラーのナカシくらいで機動力を使うこともできませんでした(やっぱハルタクなんだよなぁ)。また、下位打線が全員1割台などオーダーを見て絶望することもありました。

 

守備面は外人補強でどうにかしにくいセンターラインが完全に崩壊しており、観戦していてこれが抜けるのか、これがゲッツーにならないのかと困惑しきりで、試合を決定づけるエラーも1つや2つではありませんでした。

 

編成面では、実績がないのに「この選手をスタメンで使う!」ということありきで編成しているポジションが多くありました。今季はファースト、ショート、サード、キャッチャーの4ポジションで覚醒してくれたらなぁ(願望)という状態になってしまっており、多くの選手を起用したものの、シーズン通して穴が埋まることはありませんでした。

特に清宮選手がいるからファーストの外人は取らない、王選手がいるから外野の外人は取らない、清水選手がいるからキャッチャーは上位指名しないなどのこれまで積み重ねてきた編成の歪みをこれでもかと見せつけられました。長打のある外人が一人いるだけ、昨年の大卒捕手から一人取るだけで今季のハムの問題は相当改善されたと思います。(まあCSは無理そうだけど)

 

日ハムは大谷選手、ダルビッシュ選手などのスターがいなくなって弱くなったといわれることもありますが、現在は野手に関してはビッグ4(と勝手に呼んでる西川大田近藤中田の4人)とそのほかの選手の間にとんでもない実力差があり、今年レギュラー格として期待されていたはずの選手、中でも石井選手、清水選手、ビヤヌエバ選手が思うような成績を残せなかったことがチーム低迷につながってしまっていると感じました。

 

次回は投手についてまとめたいと思います。